チームの要!プロマネの存在!

プロジェクトを成功へ導くキーパーソン

IT産業発展のために必要な人材保護と育成

様々な需要の高まりからIT業界は盛況を極め、それが故に慢性的な人手不足に陥っている。
求人募集は盛んに行われているものの、思うように人は集まっていないのが現状だ。
その理由のひとつに労働環境の問題がある。
かつて、残業、泊まり込みが当たり前な激務が社会問題となり、IT業界は「きつい、給料安い、帰れない」の新3Kとまで言われるようになった。
昔に比べると、今では随分と改善はされているとはいえ、このイメージが若者をIT業界から遠ざけているのは間違いない。
したがって、人を集めるためには労働環境の改善を大々的にアピールする必要があるだろう。

さらに、業界特有のキャリアパスも問題となっている。
IT企業にプログラマーとして入社すると大抵の者は、システムエンジニアを経てプロジェクトマネージャーを目指すことになる。
技術職として働いてきた人間は最終的に管理職に就くわけである。
もちろん、現場を知る者がプロジェクトマネージャーとして統括することによって、そのプロジェクトを成功へと導く。
しかし、それは一部の人間だけでよいはずだ。大部分がその流れに乗ってしまえば技術は育たない。

その上、日本のプログラマーやシステムエンジニアは入社時には優秀でも、それ以降、新しい技術を勉強する機会をあまり与えられない。そうなれば、スキルはすり減っていくばかりになってしまう。
いくら需要の高まりがあっても、人を大切にし、人材を育むシステムが確立していなければその産業の発展は見込めないため、改善していくことが必要だ。



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